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竹内社会保険労務士事務所

竹内 勇一 先生 -Takeuchi Yuichi-

ゆっくり脱サラ、ゆっくり開業
大学卒業後はサラリーマン、最後の10年くらいは人事総務部在籍でバブル崩壊を経験し、色々な経験を積ませていただきました。仕事柄ですが、入社20年辺りで退職金の自己都合と会社都合の乗率が非常に近づくのを見つけ、辞めるならこのタイミングと狙いを定めつつ、社会保険労務士試験に何回か挑んだ末の資格獲得でした。
従業員100人に満たない会社で後任もいないため「辞めます」「はい、そうですか」と円満退社が出来る訳がありませんでした。そこで、「週一回だけ勤務の契約社員にしてください、後任には1年間かけてすべてを教え込みます」と提案しましたが、人材不足の会社は私の言いなりとなり、了承してもらいました。給与は下がったものの全くのゼロではなく、余った時間での社労士開業となりました。

ネットワークづくりと自分売り込み
脱サラをもくろんでいた退職前の数年間、会社のパソコンは情報収集の道具として使わせていただきました。今でこそSNSでのネットワークづくりなんて当たり前ですが、20年も前にはそんな便利なものはなく、「メーリングリストで仲間づくり」ということが流行りだした時代でした。そのような中で士業や自営業者の集まるサイトがあり、社労士勉強中!という事で仲間に入れてもらい、他士業や自営業者とのネットワークを構築してみました。これも数年でなくなってしまいましたが、この時に知り合った税理士さん、司法書士さん、そして自営業者の何人かは、今でも仕事のお付き合いがあります。
営業なんてやったこともない私にとって、彼らからの紹介は非常に助かりました。また、マッチングサイトも今ほど流行ってませんでしたが、そんなところでも「人事総務経験者」という事で「あなたの会社の人事総務部として使ってください」と言う売り込みをかけて色々とご縁を作ってまいりました。
1号、2号業務であれば、少し勉強して分からないことは行政に聞いたりすれば社会保険労務士として誰がやっても結果は同じものが出てきます。これでは、売り込みは厳しいと思いました。自分の経験を社労士業務に入れ込むことで個性が出て、仕事の幅が広がったように記憶しています。
あの当時、先輩社労士から言われたことが今も忘れられません。「売り上げを伸ばすには、既存の顧客の顧問料を増やす、そのためには付加価値のある提案をする。それが出来なければ顧客の取引先を紹介してもらう、飛び込み営業よりも効率はすごく良いよ」というもので、今も参考にさせて頂いてます。

高度化事業について
中企団さんとは特別加入の事業所とご縁が出来たことでお付き合いが始まりました。そして、インターネットが普及し始めた時期に、少し売り上げが出来てきたこともあって、広告の一つとして高度化事業に申し込みをしました。
プロ撮影の写真やインタビューを掲載した社労士サーチ.comの紹介ページは、結構色々な方に見られていたことを後になって知りました。また、研修会DVDがいただけるので、時間の空いた時には新たな知識の入れ込みが出来たのも良かったです。
それに加えて、何年か前には自分の事務所のホームページも作り直し、ここからの問い合わせからご縁のできる方も増えてきました。以前はホームページからの問い合わせは売り込みばかりでしたが、最近は売り込みもありながら、真摯な問合せも多くなってきたように思います。

コロナ禍のこれから
思うに1年前、日本が、いや全世界が、こんな状況になっているなどと誰が想像できたでしょうか。今までの常識の通じない世界で、今後どうやって新たなご縁の構築が出来るのか?全く分からない状態です。メールによる営業やネット環境下での会議、在宅ワーク、こういうものが当たり前になっていくのか?現在、試行錯誤を繰り返していますが、正直私には全く予想がついていません。
世間風に言うと「ニューノーマル」でしょうか?とは言え、私のスタンスと言えば、とにかくご縁のある事業所に寄り添い、安全に、安心に、不安なことがあれば先行して解消する方法を提案してあげることを心掛けながら今後を過ごしていこうと思っています。
これからは「ニューノーマル」や「ウィズコロナ」、「アフターコロナ」がどうなっても、受け入れていく柔軟な発想と対応できるフットワークをもって業務に邁進していきたいと思っています。

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