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はるか社会保険労務士事務所

池上 麻衣 先生 -Ikegami Mai-

 企業の人事部門で10年程勤務し、社労士事務所で4年勤務した後、2018年に開業しました。開業した時点で、出産したいと思っていましたので、売上見込みが立ったらすぐにスタッフを雇用し、開業2年目には2人目の子供を出産しました。開業しながらの出産は、翌週に顧客訪問予定なのに入院してしまったりと、想定よりも色々トラブルが多かったと思い起こされます。しかしながら、顧問先のご理解やスタッフや家族の協力のもと、子育てと仕事をなんとか両立することができています。
 私は新卒の頃からずっと500~1,000人程度の給与計算業務に携わっており、また単純に給与計算業務が好きなので、できるだけ顧問先からは顧問契約と一緒に給与計算業務も受託するようにしています。また、給与計算業務だけの受託先もあります。勤怠や給与の数字を見ていると、色々な気づきがあり、今度訪問したときにはこの部分の改定を提案しよう、この部分はきちんと説明しておこうと気に留めて、そこから就業規則や人事制度の改定等の提案につなげています。
 また、企業での人事経験を生かして、できるだけきめ細やかにわかりやすい説明と、「法律はわかったけど結局うちはどうしたらいいの?」と言われないように、「具体的に御社の場合はこうするのがお勧めですよ」という提案と、関連してリスクも含めたいろいろなパターンのアドバイスを心掛け、希望があれば一時的に内部に入って人事担当者の業務改善の提案等も行っています。

高度化事業申込について
 前職の社労士事務所が幹事社労士となっていたため、中小企業福祉事業団については以前から知っていました。いつか独立したときに高度化事業のコンテンツが使用できたらいいなと思っていましたので、まずは開業と同時に幹事社労士の登録をして、半年後に高度化事業に協賛しました。
無料の「研修会DVD」と「事務所報ひな形」を利用したかったからです。子供がいるため夕方以降の外出はほぼできませんし、定期訪問等は行っていないため、1年以上お会いしていない顧問先もあります。それでも、何かあったときに気軽に相談できる専門家として認識してもらうために、事務所報は最初から作ろうと思っていました。
 現在では、プロカメラマンに撮っていただいた写真や、「ホームページ自動更新コンテンツ」で事務所のHPを充実させ、「事務所報ひな形」を加工した事務所報と一緒に「助成金情報チラシ」や「助成金ガイドブック」で顧問先への情報提供を充実させ、人事制度の問い合わせがあった際には、「人事考課表+賃金表サンプルデータ」を利用し、ほか「労働新聞デジタル版閲覧サービス」「労務相談対応解説集」などをしっかり活用させていただき、お客様に情報提供を行っています。
 また、最近は車での移動が増えたため、研修会DVDを聞きながら移動時間をインプットに当てています。

今後について
 開業当時、子供がもう少し大きくなるまでは「自分の手の届く範囲まで」にしようと思っていました。ただ、コロナの流行によって個人事業主本人の傷病リスクも強く感じるようになりましたし、ありがたいことに顧問先も増えてきましたので、顧問先に迷惑をかけることのないよう、まずは周囲の先生方といざというときの連携づくりを行い、今後はスタッフの増員も考えていきたいと思っています。
 また、出産やコロナで保留にしておりましたが、開業時はRPAやAIの勉強をしたり、社労士の業務とは全く関係なくRPAのシナリオ作成の仕事を行ったりしていました。私が関与している顧問先では、まだまだ様々な面でシステム化も自動化もできていない会社が多いと感じています。新しいツールも出てきているので、再度勉強しながら、勤怠システムの導入時などに合わせて、ちょっと使ってみたいという会社に入口だけでもご提案できるようにしたいと思っています。

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