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勝(KATU)社会保険労務士事務所

前田 勝範 先生 -Maeda Katsunori-

開業までの経緯について

今年で開業して11年目になります。社会保険労務士事務所に勤務するわけでもなく、試験合格後、社労士はPCと机があれば開業できるという甘い話をそのまま信じていきなり開業してしまいました。当然、コネなし、知識なし、ノウハウなしで、開業1年目は、散々たるものでした。
開業準備として、事務所HP、名刺、専用電話などは準備しましたが、当初自宅開業の自分には、電話すら掛かってきませんでした。掛かってくるのは、SEO対策の営業電話ばかりです。
このままでは、せっかく取得した資格も役に立たず廃業になると思い、活躍されている社労士事務所の開業セミナーに参加し、助成金案内のFAXDMやハローワークの求人からDMを送付し続け、徐々にではありますが、お客さまから問い合わせも増えてきました。お客さま一人一人に一生懸命対応していき、わからないことは、懸命に調べ回答していきました。現在では、小規模ながら船橋市役所の近くのビルに事務所を構え、スタッフ2名体制で運営しています。

高度化事業申込のきっかけ

お客さまから人事評価や賃金制度の話も出てきたおり、タイミング良く中企団から人事コンサルタント養成講座の案内をいただきました。当初は、無料の幹事社労士としての登録でしたが、高度化事業キャンペーンで、高度化事業に申し込むと講座が半額になるとの案内があったため、将来のための投資として高度化事業に申し込みました。
私が何より一番利用しているのは、常任幹事社労士になると無料で送付して頂けるセミナーDVDです。じっくり見る時間はなかなかありませんが、事務所までの車通勤に片道1時間以上かかるので、車中でセミナーDVDを見るのではなく、聞いています。1回だけではわからないことも何度も聞くうちに自然と頭に入ってくるようになり、お客さまからの労務トラブルの対応・CUBIC適性検査概要、法改正情報等、知識不足を補うとともに、お客さまへの提案材料の発見のため頻繁に利用させて頂いております。

事務所の営業方針について

基本的にお客さまのご要望に対しては、最善を尽くし、ノーはできる限り言わない。中には会社の請求書を作成してほしいとの依頼もあり、会社の請求書を毎月作成しているお客さまもいます。中小企業では、社長・奥様が中心の会社が数多く、雇用契約書の作成、労働時間の管理、労務管理等まで完璧には出来ておらず、少しずつではありますが、改善していくしかありません。一遍に改善しようとしても従業員の反発やかえってトラブルになる可能性もあるため、社長と相談しながら、徐々に改善していくようにアドバイスしています。当然最新の法改正や利用できそうな助成金の提案、勤怠管理システムの導入などを情報提供等していきます。

今後について
以下の三点に注力していきたいと思います。
1.法人化…2~3年後を目処に法人化していきます。
2.レベルアップ…事務所全員の知識・技能のレベル強化。
3.効率化…電子化の推進。
特に3については、旧来より給与計算を受託しているお客さまから、タイムカードなどの勤怠情報をFAXなど紙ベースで報告を頂いていますが、事務所の効率化・お客さま自身での出退勤や有給管理の実施という面で勤怠管理システムの導入を進めています。一度使用し慣れてしまえば、勤怠管理システムが簡単で便利であると気づくお客さまが多数いらっしゃいます。この勤怠管理システムのID・パスワードを当事務所と共有し勤怠データをダウンロードしたり、助成金申請で必要な出勤簿として提出したりして効率化を図っています。また、昨年、勤怠管理システムのジョブカン様から取材を受け第4回認定 アドバイザーインタビューの「ジョブ カン通信」にてジョブカンのHP(https://qasr.jobcan.ne.jp/2020/11/12/interview5/)に掲載されました。興味がある方は、ご覧ください。
今後は以上3点を強化しながら、より一層、お客さま、従業員、事務所の三方よしとなるような関係を築いていきたいと考えています。

 

 

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