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最も重要な課題は重複会員対策である。たとえば日社労東京支部の年会費は開業者で12,000円、社労連東京都社労士会は18,000円である。しかし、都下での開業社労士はこれまでの両省庁間、両団体のアツレキのあおりを受けて業務の都合上両団体に加入せざるを得ない状況にあったため、開業者は両団体に合わせて30,000円の会費負担を強いられていた。
会費の二重負担は地方でも同様のケースがみられ、開業の共通した切実な問題であった。
日社労が呼びかけた友好促進のための構想には、以上のほか社会保険行政上の優遇措置の拡充策があった。このメリット制の適用を日社労会員だけでなく、団体には関係なくすべての開業者を対象に適用しようというものであった。
「厚生省サイド、労働省サイドだなどといがみ合う時代は終わったとおもう。制度も満4年を迎えたのだから、これからは開業者、企業内社労士の権益を高めるための実行の時代に入ったといえる。連合会との正式な連絡協議会の開催も必要だが、今回の3点については事務局レベルで話し合いできる問題だと思う。連合会の萱野事務局長に非公式に打診してみたが感触はいいようだ。優遇措置にしても開業社労士にあまねく適用されることが制度確立のためにも必要で、1日も早く話し合いを始めたい」(森下氏談)
日社労は8月の健保・厚年被保険者標準報酬月額算定基礎届に際し、全国規模で傘下開業者を動員、事務手続きに協力、各地とも事務処理は例年に比べ10%も向上する実績をあげた。
このように開業・非開業を問わず会員社労士を行政に活用させたことは行政事務の円滑化を促進すると同時に、協力した社労士も相談に来る事業主に接する機会が増え、新しい顧問先が開拓できたなど効果がはっきりとあらわれたという。
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